
不動産のポスティングで反響を得るには?反響率の目安とチラシ・配布のコツ
不動産のポスティングは、物件の近くに住む人や、住み替え・売却を考えている人に直接チラシを届けられる販促方法です。反響率は0.01〜0.03%程度と、他の業種より低めですが、1件の成約で得られる利益が大きいため、少ない反響でも費用を回収しやすいのが特徴です。
この記事では、不動産のポスティングの反響率の目安、目的別のチラシの作り方、守るべき表示ルール、配布のコツ、代行業者の選び方を解説します。
目次[非表示]
- 1.不動産会社がポスティングを使う理由
- 1.1.物件の周辺に住む人に直接届けられる
- 1.2.ネットで探していない人にも届く
- 1.3.売却物件の仕入れにも使える
- 2.不動産のポスティングの反響率の目安
- 2.1.少ない反響でも採算が合いやすい
- 3.目的別|不動産のポスティングチラシの種類と載せる内容
- 4.不動産チラシで守るべき表示のルール
- 4.1.広告主の情報と取引態様を載せる
- 4.2.物件の情報を正しく表示する
- 4.3.使ってはいけない表現に注意する
- 5.不動産のポスティングで反響を上げる配布のコツ
- 5.1.物件の周辺から配布エリアを決める
- 5.2.目的に合わせて配布先を絞る
- 5.3.配る時期と曜日を工夫する
- 5.4.同じエリアに繰り返し配る
- 5.5.反響を測って次に生かす
- 6.不動産のポスティングを代行業者に依頼するときのポイント
- 7.不動産のポスティングならエリアインテグレーションへ
- 7.1.住宅メーカー様の現場見学会の事例
- 8.不動産のポスティングに関するよくある質問
- 8.1.Q. 不動産のチラシは何枚くらい配ればいいですか?
- 8.2.Q. ポスティングの費用はいくらですか?
- 8.3.Q. 分譲マンションだけに配ることはできますか?
- 8.4.Q. ポスティングと新聞折込では、どちらが不動産に向いていますか?
- 9.まとめ
- 9.1.関連記事
不動産会社がポスティングを使う理由

物件の周辺に住む人に直接届けられる
住み替えを考える人は、今住んでいる地域の近くで物件を探すことが多いといわれています。ポスティングなら、物件の周辺エリアに絞ってチラシを届けられるため、購入・入居の見込みが高い人に効率よくアプローチできます。
ネットで探していない人にも届く
ポータルサイトやWeb広告は、すでに物件を探している人にしか届きません。ポスティングは、「いずれ住み替えたい」「売却も考えている」といった、まだ行動していない人の目にも触れます。チラシを手元に残してもらえれば、検討を始めたときに思い出してもらえます。
売却物件の仕入れにも使える
不動産会社にとって、売却を任せてもらえる物件を集めることは重要な課題です。特定のマンションや地域に「売却のご相談・無料査定」のチラシを配れば、売却を考えている人から直接相談を受けられます。
不動産の集客方法全体は、不動産業の集客方法の記事で解説しています。
不動産のポスティングの反響率の目安
不動産のポスティングの反響率は、0.01〜0.03%程度が目安といわれています。1万枚配って1〜3件の反響があれば、平均的な結果です。
ポスティング全体の平均(0.1〜0.3%程度)より低いのは、不動産が高額で、購入や売却を決めるまでに時間がかかる商材だからです。
少ない反響でも採算が合いやすい
反響率は低くても、不動産は1件の成約で得られる利益が大きいため、採算は合いやすい傾向があります。
【計算例】東京都でA4チラシを1万枚配布した場合
- 配布費用:40,000円〜(税抜)
- 売買仲介で1件成約した場合の仲介手数料(3,000万円の物件):上限で約96万円(税抜)
1件の成約で、配布費用を大きく上回ることが分かります。実際には印刷費・デザイン費もかかり、反響がすべて成約するわけではないため、何件の反響があれば元が取れるかを事前に計算しておきましょう。
目的別|不動産のポスティングチラシの種類と載せる内容
不動産のチラシは、目的によって載せる内容が大きく変わります。
物件の販売・入居者募集のチラシ
売買物件や賃貸物件の購入・入居を促すチラシです。たくさんの物件を載せる「集合チラシ」と、1つの物件だけを載せる「単チラ(単発チラシ)」があります。
- 集合チラシ:エリア内で物件を探している人に、選択肢の多さを伝えたいとき
- 単チラ:特定の物件の魅力を詳しく伝え、早く成約させたいとき
所在地・価格・間取り・広さ・築年数といった物件概要に加えて、「駅まで徒歩5分」「〇〇小学校まで300m」など、暮らしをイメージしやすい情報を入れると反響が出やすくなります。賃貸の場合は、初期費用の割引などの特典も効果的です。
売却物件の募集(売却相談・査定)のチラシ
売却を任せてもらえる物件を集めるためのチラシです。特定のマンションや住宅街に絞って配るのが一般的です。次のような内容を載せると、「この会社なら任せられそう」と感じてもらいやすくなります。
- その地域・マンションでの取引実績
- 近隣の成約事例や相場の目安
- 相談・査定の申し込み方法(電話、QRコードなど)
なお、「このマンションを探しているお客様がいます」のように、実際にはいない購入希望者がいるかのように書くのは、不当表示として問題になるおそれがあります。事実に基づいた内容にしましょう。
新築・見学会・オープンハウスの告知チラシ
新築物件の販売開始や、現地見学会・オープンハウスへの来場を促すチラシです。開催日時・会場・地図・予約方法を目立つ位置に載せ、開催の1〜2週間前に、会場から近いエリアに配るのが基本です。
チラシのサイズの選び方は、ポスティングチラシのサイズの記事で解説しています。
不動産チラシで守るべき表示のルール
不動産の広告は、宅地建物取引業法や「不動産の表示に関する公正競争規約」によって、表示してよい内容や書き方が決められています。ポスティングのチラシも対象です。主なポイントは次のとおりです。
広告主の情報と取引態様を載せる
載せる項目 | 内容 |
|---|---|
広告主の情報 | 会社名(商号)、所在地、宅地建物取引業の免許番号、電話番号など |
取引態様 | 売主/代理/媒介(仲介)のどれにあたるか |
取引態様によって、仲介手数料がかかるかどうかが変わるため、必ず明記しましょう。
物件の情報を正しく表示する
所在地、価格、間取り、面積、築年数などは、事実に基づいて正確に表示します。たとえば、畳数で広さを表すときは1畳あたり1.62平方メートル以上で計算するなど、細かい基準があります。駅からの所要時間は、道路距離80メートルを徒歩1分として計算します。
使ってはいけない表現に注意する
「最高」「格安」「完璧」「日本一」など、根拠を示せない最上級の表現や、「掘り出し物」のように実際より有利だと思わせる表現は、原則として使えません。また、実際には取引できない物件で集客する「おとり広告」は禁止されています。
細かい基準は改定されることもあるため、チラシを作るときは最新の規約や、所属する業界団体の案内を確認しましょう。
不動産のポスティングで反響を上げる配布のコツ

物件の周辺から配布エリアを決める
不動産のチラシは、物件の周辺に住む人ほど反響が出やすい傾向があります。新築物件の購入者の多くは、物件から半径2km程度の範囲に住んでいる人だといわれています。まずは物件の周辺から配り、反響を見ながらエリアを広げていきましょう。
目的に合わせて配布先を絞る
ポスティングでは、建物の種類を指定して配ることができます。不動産のチラシでは、この使い分けが反響を大きく左右します。
- 戸建限定配布:建て替え・リフォーム・戸建ての売却相談など
- 集合住宅限定配布:賃貸物件の入居者募集、住み替えの提案など
- 指定物件配布:特定の分譲マンションだけに、売却相談のチラシを配りたいときなど
なお、集合住宅限定配布は、配布スタッフが外観で判断するため、賃貸か分譲かまでは区別できません。分譲マンションだけに配りたい場合は、物件のリストを用意して「指定物件配布」を依頼します。
配る時期と曜日を工夫する
引っ越しが増える1〜3月や、転勤の多い9月の前は、住まいへの関心が高まる時期です。売却相談のチラシは、時期を問わず定期的に配るのが効果的です。
また、週末の見学や来店を狙ったチラシは木〜土曜日に集中しがちです。他社のチラシに埋もれないよう、あえて週の前半に届くように配る方法もあります。
同じエリアに繰り返し配る
不動産は検討期間が長いため、1回配っただけで反響が出ることは多くありません。同じエリアに定期的に配り、会社名を覚えてもらうことで、検討を始めたときに思い出してもらえます。
反響を測って次に生かす
チラシ専用の電話番号やQRコード、「チラシを見た」と伝えると受けられる特典などを用意して、どのエリア・どのチラシから反響があったかを記録しましょう。反響の測り方は、ポスティングの反響率の記事で詳しく解説しています。
不動産のポスティングを代行業者に依頼するときのポイント
自社で配ると、社員の時間がかかるうえ、クレーム対応も自社で行う必要があります。代行業者に依頼するときは、次の点を確認しましょう。
戸建限定・指定物件などの配布方法に対応しているか
前の章で紹介したとおり、不動産のチラシは配布先を絞るほど効果が上がります。戸建限定・集合住宅限定・指定物件配布などに対応しているかを確認しましょう。
配布禁止の建物を管理しているか
分譲マンションには、「チラシお断り」の表示があったり、管理組合がポスティングを禁止していたりする建物が多くあります。こうした建物に配ると、住民や管理会社からの苦情につながり、会社の評判にも影響します。配布禁止の建物をリストで管理し、配布スタッフに徹底している業者を選びましょう。
料金と報告の内容が分かりやすいか
エリア別の単価が公開されているか、配布後に報告を受けられるかも確認しておきましょう。業者の選び方や依頼の流れは、ポスティングを業者に依頼する方法の記事で詳しく解説しています。
不動産のポスティングならエリアインテグレーションへ
エリアインテグレーションは、全国140社以上の配布会社と提携し、全国47都道府県・約3,260万世帯へのポスティングに対応しています。
- 配布先を選べます:軒並み配布のほか、戸建限定・集合住宅限定・事業所限定、物件リストに基づく指定物件配布に対応しています
- 配布禁止物件を管理しています:全国で統一した配布ルールのもと、配布禁止リストを各社と共有し、禁止表示のある建物には配布しません
- クレームにも対応します:クレーム受付専用のコールセンターで、専任のオペレーターが対応します
- 配布後に報告します:配布後に完了報告書をお出しします
- 料金を公開しています:A4以下のチラシで1枚3.5円〜(税抜)。最低ロットは3,000枚です(料金)
住宅メーカー様の現場見学会の事例
住宅メーカー様の現場見学会のチラシで、会場から自転車で来られる範囲に絞ったポスティングプランを立案しました。GIS(地図情報システム)でターゲット層が多いエリアを選び、エリアごとに配布方法を変えたことで、見学会への来場反響率が過去最高を何度も更新しました。
配布エリアや配布方法のご相談だけでも承ります。お気軽にお問い合わせください。
不動産のポスティングに関するよくある質問
Q. 不動産のチラシは何枚くらい配ればいいですか?
反響率0.01〜0.03%で計算すると、1件の反響を得るには3,300〜1万枚程度が目安になります。物件の周辺エリアの世帯数と、目標とする反響数から逆算しましょう。必要な枚数の決め方は、ポスティングに必要な枚数の記事で解説しています。
Q. ポスティングの費用はいくらですか?
エリアインテグレーションの場合、A4以下のチラシで1枚3.5円〜(税抜)です。東京都でA4チラシを1万枚配る場合、配布費用は40,000円〜です。戸建限定・集合住宅限定・指定物件配布などをご希望の場合は、別途お見積りとなります。
Q. 分譲マンションだけに配ることはできますか?
はい、物件のリストをご用意いただければ「指定物件配布」で対応できます。外観で判断する「集合住宅限定配布」では、賃貸と分譲の区別はできません。
Q. ポスティングと新聞折込では、どちらが不動産に向いていますか?
ターゲットによって異なります。新聞を購読している年配の世帯が中心なら新聞折込、新聞を取っていない若い世帯や、特定の建物に絞って届けたい場合はポスティングが向いています。
まとめ
不動産のポスティングの反響率は0.01〜0.03%程度と低めですが、1件の成約で得られる利益が大きいため、採算は合いやすい販促方法です。
反響を上げるには、販売・入居者募集・売却物件の募集など目的に合わせてチラシを作り、表示のルールを守ったうえで、物件の周辺エリアや戸建・分譲マンションなど配布先を絞って配ることが大切です。
エリアインテグレーションでは、戸建限定や指定物件配布など、不動産のチラシに合った配布方法をご提案します。お気軽にご相談ください。




